方程式から関数へ

さて、グラフを用いて方程式を解く手法を学んだ訳であるが、ここでその方法を振り返っておこう。
先ず、与えられた方程式を、yを仲立ちとして二つに分解した。この時、それまでの式の捉え方、考え方とは異なる「新しいxの見方」を示した。方程式は、言うまでもなく恒等式とは異なり、「或る値に対してのみ等しい式」であり、その「未知の数」を探すことが、方程式を解くことであった。ところが、間にyを挟んだ御陰で、未知数xは自由に好きな値を取れるようになったのである。
この時、xは「未知数」から、「変数」へとその身分を変えた。xが好き勝手に動く時、それに連れてyの値も変化する。この両者の関係を「関数」― この場合は「yはxの関数である」― と云うのだった。
― 「虚数の情緒」369ページ
何て、綺麗な説明の文章だろう。
こういう文章が書けるようになりたいなぁ…

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