コミットメントを死守する



2018年のコミットメント

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2017年は、私にとっては飛躍の年でした。
ほぼ個人でやっていたSpelldataが、メンバーが増えて組織となりました。
私にとっては、技術者から経営者へとシフトを促す年で、経営者としての技量を磨かなくてはいけない契機となりました。

そうは言っても、未だ、私が会社のテクニカルリードである事は変わらないので、2018年のコミットメントも、技術関係が多いです。

ここ数年の私の毎年のコミットメントは、以下の分野に分かれます。
  • 統計学・品質管理に関する分野
  • プログラミング言語に関する分野
  • パフォーマンスに関する分野
  • 経営に関する分野
ちょっと欲張りすぎな気もします。もう1つ、2つ削って、2つ程度に注力した方が、より結果が得られるとは分かっているのですが、まだまだ余裕がある会社ではないので、一般の方々が使っている分野の時間を削ってやります。

コミットメントとは

私は、目標とは言わず、コミットメントと言います。
コミットメント(commitment) とは何でしょうか?

Oxford Living Dictionariesでは、以下のように書いてあります。
  1. The state or quality of being dedicated to a cause, activity, etc.
  2. A pledge or undertaking.
  3. An engagement or obligation that restricts freedom of action.
私は学生時代に、「コミットメントとは、もしやらなかったら、ピストルで自分の頭を打ち抜くというぐらいの約束」と教わりました。

コミットメントは、自分自身との誓いであり、約束であり、契約です。
しかし、残念なことに、(私も含めて)自分自身との約束や契約は、他人と交わしたそれらに比べて、私たちは軽く扱いがちです。

自分を裏切るのは、常に自分であることが多いのです。

承認のコップ

私たちは、誰もが、心の中に「承認のコップ」を持っていると言います。
私たちは、この「承認のコップ」になみなみと水を満たしたいと思っています。
それが私たちの自尊心となり、生きていく歓びでもあるのです。

しかし、自分自身との約束を破ることで、私達は自分で自分の「承認のコップ」に穴を開けます。
自分自身との約束は破ってばかりで、他人との約束を守ることに律儀な人は、自分のコップに自分で開けた穴から水が抜け出てしまうため、より他人からの承認という「水」を求めてしまうのです。

そして、いつしか、他人からの承認に依存した人生を歩むことになります。

自分のキャパシティに基づくコミットメント

良く言えば「人生に欲張り」、悪く言えば「計画倒れ」な人は、自分のキャパシティを知らないか、正確に把握していないか、軽視したり無視したりして目標を立てます。
そして、年末に「目標の残骸の山」を眺める羽目になるのです。

実は、私もそういう部分があります。

若いうちは、睡眠時間を削ったり、体力に任せて頑張ったりできますが、年齢が上がる程に、そんな無茶が出来なくなります。
それに、一時的な瞬発力より、継続性の方が重要だと気付くのです。

サステナビリティ(sustainability)は、企業だけではなく、個人にとっても重要な概念なのです。
沢山の目標を立てるより、何が何でも達成すると決めた、1つか2つの目標を決める方が質の高い一年を送れるはずです。

コミットメント達成のためには、実際に時間を確保する

年始にコミットした事を達成するためには、具体的な行動レベルまでブレイクダウンして計画し、それらを実行するための時間を確保することが重要です。
  • 時間を割かなければ行動に移すことはできない
  • 行動に移さなければ、計画は進捗しない
  • 進捗しない計画は達成できない
時間をつくるためには、何かを止める必要があります。
それは、遊ぶ事かもしれないです。
それは、飲み会にいくことかもしれないです。
それは、趣味かもしれないです。

もしかすると、スマートフォンのアプリを削除して、無意識に、それらをいじってしまう時間を削るのが健全かもしれません。

何を止めたり、削るかは、皆さん、それぞれに決められたらよろしいかと思います。

願えば叶うなんて、そんな甘い世界ではないのです。
私は、いつも稲盛さんのこの逸話を思い出して日々の仕事や勉学に励んでいます。

66年、まだ規模の小さかった京セラは、IBMから大量受注する。
しかし、IBMの品質検査は厳しく、試作品を納める度に「不良」とされてしまう。
ようやくできたと思った製品20万個もすべて返品されてきた。
当時の京セラの技術水準を大きく上回る要求に、技術者たちは絶望感に包まれる。
ある晩、セラミック製品の焼成炉の前で、呆然と立ち尽くしている技術者を、稲盛は見つける。
その技術者は「万策尽きました」と泣いていた。
そのとき、稲盛は思わず「おい、神様に祈ったか?」と声をかけたのだ。
稲盛が言いたかったことは、神に祈るほど最後の最後まで努力したのか、ということだった。
その技術者は、稲盛の言葉に目を開かされ、再び実験に取り組み、ついには製品を完成させる。
IBMから「合格通知」を受けたのは、受注から7カ月後のことだった。
稲盛和夫の金言集【1】

コミットメントを投げないで

私達は、仕事の都合、家族の都合、健康の問題、お金の問題など、色々な理由をつけて、コミットメントを放り出します。
簡単に放り出します。

どうか、コミットメントを放り出さないで下さい。
それをやろうと決めた自分自身を裏切らないで、自分自身との契約を遂行しましょう。
自分との約束を破れば、その結果、私達は他人からの承認を求めてしまうのです。
それは、自分で自分を他人の奴隷にするようなものです。

私達は、いつだって、真実の自己と向き合って、他人の評価ではなく、自分自身の評価基準で物事を判断し生きていった方が良いのです。
それが自分らしく生きるということです。

その評価基準が、他人より厳しい人もいれば、甘い人もいるでしょう。
しかし、その評価基準も含めて、あなたなのです。
評価基準がどうであれ、自分自身との約束を守ることが、目標を達成して、充実して生きていく秘訣だと思います。

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